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転職ガイド / 職務経歴書の書き方

書類選考通過率を上げる職務経歴書の書き方

IT/Web系エンジニア・デザイナー向けに、 通過率を上げる職務経歴書の書き方を解説します。

職務経歴書作成の3つのポイント

  • 1. 数字で実績を示す → 「売上向上」「開発期間短縮」など定量的に
  • 2. 企業が求めるスキルを強調 → 求人票を見て、必要なスキル・経験を目立たせる
  • 3. 読みやすさを重視 → 箇条書き、見出し、太字を活用して一目でわかるように

職務経歴書の基本構成(IT/Web系)

必須項目

1

職務要約(200〜300字)

これまでの経歴を3〜5行で要約。第一印象を決める重要なセクション。

2

職務経歴(詳細)

会社名、在籍期間、担当業務、実績、使用技術を具体的に記載。

3

活かせるスキル・経験

保有スキル、使用言語・フレームワーク、開発環境などを箇条書き。

4

自己PR

強み、価値観、今後のキャリアビジョンを200〜300字で。

職務経歴の書き方(実例)

悪い例

株式会社○○ (2020年4月〜現在)

Webアプリケーションの開発を担当。Reactを使ったフロントエンド開発やバックエンド開発を行った。チームで協力してプロジェクトを進めた。

問題点: 具体性がなく、実績が不明瞭。「何をどのように実現したか」が見えない。

良い例

株式会社○○ (2020年4月〜現在)

【プロジェクト概要】 ECサイトのリニューアルプロジェクト(チーム5名)

【担当業務】

  • React + TypeScriptによるフロントエンド開発のリードエンジニア
  • コンポーネント設計、状態管理(Redux)の実装
  • パフォーマンス最適化(Lighthouse スコアを大幅に改善)

【実績】

  • ページ表示速度を大幅に改善し、直帰率の削減に貢献
  • CVR向上に貢献(売上増加に寄与)
  • コードレビュー文化を導入し、バグ発生率の削減に貢献

【使用技術】

React, TypeScript, Redux, Next.js, Tailwind CSS, Jest, GitHub Actions

優れている点: 具体的な内容、使用技術、実績が明確。採用担当者が評価しやすい。

スキル・経験の書き方

スキルシート例(フロントエンドエンジニア)

■ プログラミング言語

  • • JavaScript / TypeScript(実務経験3年、得意)
  • • Python(実務経験1年、基礎レベル)
  • • HTML / CSS(実務経験3年、得意)

■ フレームワーク・ライブラリ

  • • React(実務経験3年、Hooks / Context API / Redux使用経験あり)
  • • Next.js(実務経験2年、SSG / SSR対応可能)
  • • Vue.js(実務経験1年、基礎レベル)

■ その他のスキル

  • • Git / GitHub(チーム開発での使用経験あり)
  • • CI/CD(GitHub Actions, CircleCI)
  • • テスト(Jest, React Testing Library)
  • • レスポンシブデザイン、UI/UX設計

■ マネジメント経験

  • • 3名のエンジニアチームのリーダー経験(1年)
  • • コードレビュー、技術選定、タスク管理

自己PRの書き方

自己PR例

私の強みは、ユーザー視点でのUI/UX改善と、データに基づいた意思決定です。

前職では、ECサイトのフロントエンド開発を担当し、Lighthouseスコアの大幅な改善を達成。その結果、ページ表示速度の向上とCVR改善に貢献しました。この成果は、単なる技術実装だけでなく、Google Analyticsでユーザー行動を分析し、ボトルネックを特定した上で施策を実行した結果です。

御社では、これまでの経験を活かし、ユーザー体験の向上とビジネス成果の両立に貢献したいと考えております。

ポイント: 「強み」→「具体的なエピソード」→「企業への貢献」の流れで書くとわかりやすい。

よくある失敗例と改善策

失敗例1:抽象的な表現が多い

「チームで協力してプロジェクトを成功させた」

改善策: 「5名のチームでリーダーを務め、タスク管理とコードレビューを実施。予定より2週間早く納品」のように具体的に

失敗例2:技術スタックが羅列されているだけ

「React, Vue, Angular, Next.js, Nuxt.js...」

改善策: 「React(実務経験3年、得意)」「Vue.js(実務経験1年、基礎レベル)」のように、習熟度を明記

失敗例3:長すぎる(4ページ以上)

過去のすべての経歴を細かく書きすぎている

改善策: 2〜3ページに収める。古い経歴は簡潔に、最近の経歴を詳しく書く

職務経歴書作成に便利なツール

dodaのレジュメビルダー

ガイドに沿って入力するだけで職務経歴書が自動生成されます。PDF/Word形式でダウンロード可能。

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リクルートエージェントの添削サービス

キャリアアドバイザーが職務経歴書を無料で添削。企業ごとにカスタマイズしたアドバイスがもらえます。

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レバテックキャリアのポートフォリオ添削

IT特化エージェントならではの技術的な視点で、職務経歴書とポートフォリオを添削してくれます。

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ChatGPT / Claude

AIに職務経歴を入力して、より魅力的な表現に書き換えてもらうことができます。

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職種別の職務経歴書の書き方ポイント

フロントエンドエンジニアの場合

フロントエンドエンジニアの職務経歴書では、使用できるフレームワーク(React、Vue.js、Angular等)と習熟度を明記することが重要です。また、パフォーマンス改善、アクセシビリティ対応、UI/UX改善などの実績があれば具体的な数値とともに記載しましょう。

例えば、「Lighthouse スコアを60から95に改善」「ページ表示速度を40%短縮」といった具体的な成果は採用担当者の目に留まりやすくなります。レスポンシブデザインやモバイルファーストの開発経験、TypeScriptの使用経験なども積極的にアピールしましょう。

バックエンドエンジニアの場合

バックエンドエンジニアは、使用言語(Python、Java、Go、Ruby等)だけでなく、データベース設計、API設計、インフラ構築の経験を詳しく記載しましょう。大規模トラフィックへの対応経験や、マイクロサービスアーキテクチャの構築経験は高く評価される傾向があります。

「月間1000万PVのサービスのバックエンド開発を担当」「レスポンスタイムを500msから100msに改善」といった具体的な数値があると説得力が増します。セキュリティ対策やコードレビューの経験なども記載するとよいでしょう。

Webデザイナーの場合

Webデザイナーは職務経歴書とポートフォリオの両方が重要です。職務経歴書には、担当したプロジェクトの概要、使用ツール(Figma、Adobe XD、Photoshop等)、担当範囲(ワイヤーフレーム作成、UIデザイン、バナー制作等)を記載します。

「コンバージョン率を1.5倍に改善するランディングページをデザイン」「ブランドガイドラインの策定からWebサイト全体のリニューアルを主導」といった成果を具体的に示せると効果的です。ポートフォリオへのリンクは必ず記載しましょう。

書類選考通過率を上げる追加のコツ

企業ごとにカスタマイズする

同じ職務経歴書を使い回すのではなく、応募先企業ごとにカスタマイズすることで通過率が向上する可能性があります。求人票をよく読み、企業が求めているスキルや経験を職務経歴書の冒頭に持ってくるなど、工夫しましょう。例えば、Reactを重視する企業にはReactの経験を前面に出すなど、相手に合わせた見せ方が効果的です。

キーワードを意識する

採用担当者は多くの書類を短時間でチェックするため、求人票に含まれるキーワードを職務経歴書にも含めることが重要です。「React」「TypeScript」「AWS」「マネジメント経験」など、求められているスキルや経験がある場合は、そのキーワードを明確に記載しましょう。スキルマッチしていることがひと目でわかる書類は、選考を通過しやすくなります。

成果を数字で表現する

「売上に貢献した」ではなく「売上を前年比20%向上させた」、「チームをまとめた」ではなく「5名のチームのリーダーとして3つのプロジェクトを成功に導いた」のように、具体的な数字を使って成果を表現しましょう。数字は客観的で説得力があるため、採用担当者に対して強い印象を与えることができます。

読みやすさを重視する

職務経歴書は内容も大切ですが、読みやすさも同様に重要です。見出し、箇条書き、太字を適切に使い、一目で内容が把握できるレイアウトを心がけましょう。文字がびっしり詰まった書類は読む気が失われてしまいます。余白を適度に取り、フォントサイズも10pt以上を推奨します。

職務経歴書に関するFAQ

何ページが適切?

一般的には2〜3ページが適切です。1ページでは情報が少なすぎ、4ページ以上は長すぎて読まれない可能性があります。経歴が長い場合は、直近5〜10年の経歴を詳しく書き、それ以前は簡潔にまとめましょう。採用担当者が短時間で重要な情報を把握できることを意識してください。

短い在籍期間の会社も書くべき?

基本的にはすべての職歴を記載することをおすすめします。空白期間があると「何かあったのでは」と疑われる可能性があるためです。短期間で退職した理由を聞かれた場合に備えて、ポジティブに説明できる準備をしておきましょう。ただし、試用期間中の退職など極端に短い場合は、面接で説明する前提で省略することも選択肢です。

転職回数が多いとマイナス?

以前より転職に対するネガティブな見方は減っていますが、短期間での転職を繰り返していると懸念されることはあります。転職理由をポジティブに説明できるよう準備し、「スキルアップのため」「より大きな挑戦のため」など、キャリアアップの流れとして説明できるようにしましょう。

派遣・契約社員の経験も書くべき?

はい、派遣社員や契約社員としての経験も立派な職歴です。雇用形態を明記しつつ、担当業務や成果を具体的に記載しましょう。派遣先企業名は「○○社(派遣先)」のように記載すると明確です。IT業界では派遣・契約社員から正社員になるケースも多いため、気にしすぎる必要はありません。

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